介護のお仕事、一旦区切りといたしました 春からのことです。緊急事態宣言発令の状況及び、個人的な体調や家族事情の関係で介護のお仕事を4月以降はお休みしておりました。7月に入り、どっちかに決めなければいけないと日々悩んでおりました。現場の所長からは「どっちでも(好きに決めて)よい」とのお返事もあり、今の現場については今日で一旦区切りといたしました。お世話になった皆さまありがとうございました。また利用者の皆さまにつきましては、お会いする機会が今後ないだろうと思いますが豊かな時間が流れることを願います。 2018年に父が「咽頭癌」をわずらい「声帯切除手術」を受けました。術後は声を失い、2019年9月に亡くなる最期まで障害者手帳を持つ暮らしをしておりました。失声はありましたが、前...07Jul2020介護勉強中
2020年元日(ちなみに喪中です、ご連絡まで) 新しい年が始まりました。今年は東京に、オリンピック・パラリンピックがやってきます。実際に本当にやってきます。人が増え、電車の椅子やホームのベンチには座れなくなるでしょう。自分が気をつけて歩いていても、急いでいる人が後ろからぶつかってきてしまうかもしれません。高齢者やちびっこ達、助けを必要としているヘルプマークのある人へは、特に目を向けて気を配らないとなりません。そしてオリンピック施設の整備費は総計1375億、開催後のそれらは年間11億の赤字をうみ、閉会後は消費の息切れが予想されているそうです。 また一方で、介護保険制度は導入から20年が経ちました。2025年問題についても元日の新聞では多く触れられています。2025年に国民の3人に...01Jan2020介護勉強中Pick UP!
「病院」という現場に関わる多くの人たち 父の闘病に際し、病院に居る時間が長くなり医療関係者以外にも多くの人が病院に関わっていることを知ります。忘れないように書いています。1.入院病棟のお掃除の女性朝6時頃にはお見受けします。姿勢がよく本当にてきぱきと各部屋を掃除していきます。掃除機をかけ、ごみを回収、洗面台を拭いたりします。私たちのお世話になっている病棟は25ルームあります。次に入院患者さんが使用するお風呂は3か所。次々に掃除をしていきます。これが平日5日間は彼女の魔法のようなスムーズな手さばきでピカピカになり毎日気持ちよく過ごせます。2.入院病棟の備品の追加やリネン類交換など1.とは別のご担当者がいらっしゃいます。ペーパータオルなど補充してくれます。また入浴に参ります...31Aug2019介護勉強中父日記(下咽頭癌,永久気管孔)Pick UP!
「ありがとう」をいつ伝えるか 終末期の人に「ありがとう」をいつ伝えるか。父は病気になってから「延命は(手術をしたとしても)ない」とドクターに言われながら、過ごしてきました。でも悪い言葉は本人には聞こえていないようで、「治る」と信じての闘病姿勢はずっと変わらないものでした。だからこそ「ありがとう」はお別れの時の言葉のように思え、言わないままで共にいつも通り過ごしてきました。でも、いよいよという時期にきたかなと思います。 父が心肺停止から息をふきかえし、今日で5日目になりました。心臓が再び動き出した直後は、痙攣が1分に1-2度と絶え間なく、そのたびに目が「きっ」と見開き苦しそうでした。最初の夜は抗けいれん剤を2種、2度ずつ投与しましたが効き目があまりないまま翌朝を...07Aug2019介護勉強中父日記(下咽頭癌,永久気管孔)
誕生日@92歳 おめでとうございます。先週92歳の男性のお誕生日会に同席させてもらいました。ハッピーバースデーを歌い、前もって撮影したお写真を渡すという10分程度のシンプルなお誕生日会でしたがとても心に残る10分となりました。本当におめでとうございます。今までこんなにもじんわりときたお誕生日会はありません。 ハッピーバースデーを歌っている間からご本人は涙をぽろぽろと流されていました。歌の後の一言は「こんなに長生きすると思わなかった、戦争もあったしみんな連れていかれ(そのあともどんどん逝ってしまうなかで自分は)こんなに長生きすると思わなかった、ありがとう、ありがとう、ありがとう」という涙涙の誕生日会となりました。 「継続は力なり」、続けること、続け...19Mar2019介護勉強中Pick UP!
講習会@緩和ケア 今日は病院で「緩和ケアに関する講習会」というのがあり、父が投薬中の眠っている間に参加してきました。30分の短いもので、気軽に聞くことができます。30分程度は、聞くのに丁度良いようにも思います。お話しをご担当されたのは「緩和ケア科」に勤務されている看護師さんです。今日のテーマは「こころのケア」で患者をかかえる家族についても、話が多くありました。聞いている人も、患者さんご本人だけではなくそのご家族も多かったように思います。受け止め方は様々あると致しまして、ポイントと印象に残っていることを書き留めておきます。心がけとして3つありました。1.つらい時に「つらい」と言って良いと、自分に許可をだす。2.話を誰かに聞いてもらう。聞いてもらえる人...19Dec2018介護勉強中父日記(下咽頭癌,永久気管孔)Pick UP!
介護と外食のお仕事 現在アルバイトをやっています。1つは介護で1つは外食です。外食産業のお仕事は本業でもあり、毎年クリスマスの繁忙期は「どこかの現場に居たいタイプ」でもあり、各所でお手伝いさせてもらうことがあります。今年は秋ごろに募集の出ていたお店に新たに混ぜていただき、10月頃から予約の多い週末のランチタイムを中心に出させてもらっています。 介護の方は別の畑になりますが、たまたま7月から受けてきた初任者研修の流れで、たまたま午前だけ入れる現場のお仕事が目の前にあり、関わることになりました。午前に「外食」のお仕事が入ることは滅多にありません。時期的に時間的にも両立が出来そうで、思い切って入りました。座学を聞きながら現場がみれるのはとても良...09Dec2018介護勉強中Pick UP!
介護について考えること 「介護」という二文字、会話やテレビで多く使われる言葉になりました。国会でも外国人労働者受け入れ等、介護に関連する議論が毎日行われています。議論というか言葉が飛び交っているだけにも近いですが、人手が足りず海外からの労働力の受け入れを増やし、まず「介護」に優先的にそれをあてようということ。 最近この業界に少し関わって(ほんの一日に何時間かの関わりですが)、見えることは相当に増えました。また介護を受ける高齢者の方から教えてもらうことも多いです。そして必ず人は老いるというのを、目の当たりに見て実感しています。 先日鹿児島県の「風の舞」という高齢者施設で亡くなった方が続いたこと、またそれが介護スタッフ全員退職直後であったことなどが報道されま...26Nov2018介護勉強中Pick UP!
介護関連「食べやすいスプーンの形状」 口に食事をはこぶとき、様々な障害等をかかえ食べることが難しい人へ向け、使い易いアイテムが市場にでています。私たちは健康過ぎてそういったことに目を向けずとも「食べる」という行為を問題なくこなして日々過ごしていますが、今回介護の研修で深さのうすいスプーンを体験しました。わずかな角度の差ですが、これが実際に使ってみると如実に食べやすさを感じることができます。「マーナ」というメーカーの「なにげないけどすごいスプーン」。「小林カツ代の生活提案」というシリーズの中の1アイテムで、「介護用」という枠ではなく「食べやすい」ということで登場した商品です。使ってみるだけで「食べる力」について知る体験ができます。高齢になり食べる力が衰えてきたら、有難い...26Nov2018介護勉強中
介護関連「左右非対称のプレート」 初めてみた形の食器のお話です。今迄見てきたお皿類は、リム(皿の底面から上部への立ち上がり部分)がゆるやかな外広がり。左右対称が通常見て使ってきたものです。お椀、お茶碗、スープ皿、パスタ皿然りです。 今日の介護のセミナーで見せてもらったものは片側が直角に立ち上がっているものです。これにより最後の一口まで、自分の手でその直角部分を利用して食事を楽しむことが出来ます。又は出来る可能性が広がります。病院の集団調理でアルバイトをしたことがありますが、そこの病院にはこういった形状のものはありませんでした。リハビリ病院などでは食事そのものがリハビリということもあり、同様のものも当然あるとのことです。 実際使ってみて「なるほど!」と思いました。06Nov2018介護勉強中