講習会@緩和ケア

 今日は病院で「緩和ケアに関する講習会」というのがあり、父が投薬中の眠っている間に参加してきました。30分の短いもので、気軽に聞くことができます。30分程度は、聞くのに丁度良いようにも思います。お話しをご担当されたのは「緩和ケア科」に勤務されている看護師さんです。今日のテーマは「こころのケア」で患者をかかえる家族についても、話が多くありました。聞いている人も、患者さんご本人だけではなくそのご家族も多かったように思います。受け止め方は様々あると致しまして、ポイントと印象に残っていることを書き留めておきます。


心がけとして3つありました。

1.つらい時に「つらい」と言って良いと、自分に許可をだす。

2.話を誰かに聞いてもらう。聞いてもらえる人を見つける。

 これは日常が大事だとも思いました。日頃から話していない人に、やはり話せないと思うのです。日ごろから話せる距離の人が居ることが大事です。

 わたしの友人(男性)で、ご自分が具合が悪い時は(私と疎遠にしたりドタキャンしたあとでも)「骨折した」「腫瘍がみつかった」「インフルエンザになった」と連絡をくれる人が居ます。ひとりの男性の今年の1~2月の出来事です。連絡を受けて頼られて、病院を探したり予約したり同行したり尽力しました。でもその後のこの12月迄の1年間、4月に声帯全摘出した私の父について「お父さんはその後どう」とか、またご自分が元気な時には連絡がほぼ一切いただけない人がいました。スタンプが月に2-3回来るかなという程度です。私のぼやきを皆さんに聞いてもらっちゃいましたが、さておきつらい気持ちを話せる人が、一人居ることは大事だそうです。

3.〇〇したらすっきりしたという感覚を大事にする。

例えば「沢山泣いた(映画でもドラマでも、読書でも良いのだと思います)」「沢山話した」「文字に書いた」等です。

 

 患者さんに対して言われていたことは、患者さん同士で触れ合うことで「自分の経験が仲間の力になる」「自分の成長が感じられる」という感覚も良いそうです。

 

 まとめとして、過去には戻れないので「前に進むもよし」「立ち止まるもよし」「休むもよし」。また「(看護師さんが)バタバタしていて声を掛けにくいと思うことも有ると思いますが、私たちも(こういった講習会開催も含め)努力したいと思っているので、気がかりがあるときは、声を掛けてください」とのことでした。

 たまたま入った病院でいろいろな取り組みがあり、インプットが多少なりとも増えればと思っています。聞いたことがあるというだけでも、少し違うかなというくらいのふわっとした軽い気持ちで取り組んでいます。




國井直子official

広げる×広がる 人と食と好きなコト

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