病気との闘いというより看護師との戦いか

 「看護師さんによって全然違うよね」これはよく聞く言葉です。末期の患者にとっては特に、これは一大事です。末期というのは徐々に衰えていくのが通常です。気持ちが前向きでも「歩くのもダメ」「(車いすでも)このフロアから出ちゃダメ」となってくると、倍速で衰えていくように患者の家族としては感じてしまいます。

薬もいれているので、歩いていてもよろめくことがあります。座っていても眠気などでふらふらすることがあります。その流れで「(トイレ行くときは)呼んでください」「(私が今日のこの部屋の担当なのでその時に)何かあると、ホント困るんでカーテン全部開けておいてください(ばさっー、ばさっー)」という感じ。勿論分かります。何かが起きないために全てやって下さっていることです。「色々すみません」「お手を煩わせてすみません」この一手で感謝の気持ちをもって看護師さんにもあたたかい言葉をかけるべきなのでしょう。でも、時々頭に血がが上るような場面に出くわすこともあります。

 最後「この部屋でよかった」「この病棟でよかった」または「家に帰れてヨカッタ」を本人が感じて逝けるように、ここは踏ん張りどころかなと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000