「田楽」という鎌倉駅から徒歩4分ほどのところにある小さな飲食店です。店にはいると囲炉裏があり、それを囲むように8席ほどが用意されています。店の名前にもあるように様々な田楽を楽しめるお店です。その日は「里芋」「しいたけ」「とうふ」「なす」「鶏」「魚(一尾を串にさして焼いてくれます)」などがあったように思います。壁に短冊で貼ってありますからそれを見たり、女将と話して今日のメニューを聞きましょう。
女将が全てのお客様と対話しながら、空気感を作ります。決して派手過ぎず主張し過ぎずとても心地よい空気です。鎌倉という場所柄もあると思います、雰囲気のあるお客様が囲炉裏を囲んでいます。
素材になっぺ(なっぺという言葉が分かりやすいかなと)してくださるみそは3種類、プレーンと柚子と山椒です。やはり選ぶならプレーンかなと、それをセレクトしゆっくり木炭が赤くなるのを眺めながら焼き上がりを待ちます。また女将の魚の「串うち」は見事でした。私も板場にいたので太めの串をきれいにうつ難しさは分かります。とても美しかったです。
最後、お会計に入るときに緑茶をいただきます。南部鉄瓶だったと思いますがお湯を沸かし、柄杓(ひしゃく)で急須にうつして1杯、2杯と淹れてくれます。「暑い(夏)だけど、あたたかいお茶を飲むのはカラダに良い」と女将が話します。人の淹れてくれたお茶は自分で淹れるそれよりも2倍美味しく感じます。ほっと息をついて、店をでます。人に話したくなり、またお連れしたくなるお店です。
神奈川県鎌倉市小町1丁目6−5
▲「田楽」(飲食店(@神奈川県鎌倉市小町1-6-5))女将の「魚の串うち」はみごとでした。
▲飲食店「田楽」@神奈川県鎌倉市小町1丁目6−5
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