千葉県の五井駅から車で12-13分のところに「焼き立てチーズ食パン専門店 ふろまーじゅ」がオープン(2021年3月12日(金))しました。グランドオープンの初日と2日目はメンバーに入れてもらい、現場のオペレーションに関わらせていただきました。食のセレクトショップ「新風堂」さんと併設です(運営:株式会社ジビショウ)。2020年コロナ禍、わたくしもパン作りに日常的に取り組んできました。この時期パンを軸にしたカフェに関わるとは予定も想像もしていませんでしたが、パン作りが既に身近にあったことはとっても良かったです。
3月に入ってすぐ、ハードが出来上がり店舗に行った日のことです。「オペレーションをどうするか」「オーダーをどのようにキッチンに通すか」等々、全員で真新しい店内で話し始めることになりました。この日がオープン日迄の短い期間の中で、とっても大事な日でした。4年程前にジビショウさんに初めて参りました頃は在籍されておらず、その日初めて会ったスタッフの方も沢山その場に居たと思います。私が嬉しかったのは、皆さんが何年も前からずっと一緒に働いてきたかのように屈託なく「こうした方が良い」「ああした方が良い」「ここが不安…」等活発に言っていただいたことです。開店日まで短いけれど、きっとどうにかなる(どうにかするのは当たり前のことなのですが)と、強く感じることが出来ました。結局のところ飲食店のオペレーションは「臨機応変の極み」だとあらためて思います。すべてをマニュアルで書くことはなかなか出来ません。日ごろから大切な人にお料理をだしたり、お茶をだしたり、日常のそんな場面を飲食店の現場でお給料をもらいながら行うのです。
初日の朝、現場に入ると早い時間からいくつものパンを焼き上げるスタッフの皆さんが居ました。その姿は目に焼き付いていて「チームっていいな」と思いました。
2日目の午後、となりで苺サンドを作っていたスタッフの方が静かに「動きが良くてとっても尊敬する」だか「そのようになりたい」だか、ぽつりと言ってくれました。褒められているとリアルに分かって実はとっても嬉しかったのです。でも「調子に乗るなよ」と自分に言い聞かせ、そこは流して残りの時間を勤めました。
緊急事態宣言中のこの時期にエネルギーあふれる現場でグランドオープンを経験させていただいたことは幸せでした。パンは盛況で私が入った初日と2日目、その日焼き上げることが出来る全てのパンを完売しました。朝は連日並びました。本当にすごいことだと思います。
これから何年も愛され、続いていくお店になることを心より祈っています。同じ時間を過ごさせていただき、声をかけてもらい、本当にありがとうございました。
なかなかこの後、五井まで行く機会がないかもしれませんが皆さんが早朝からパンを焼いていることを想って、明日からまた日常に戻り(日常…って言ったら少し変かもしれませんが)、目の前の仕事に真摯に向き合い努めます。
【ふろまーじゅ開店関連記事】
■ https://www.atpress.ne.jp/news/250297
■ https://ichihara.goguynet.jp/2021/03/13/furomaajuopen3-12/
0コメント