東風餃子(@中目黒)OPEN

8月5日にグランドオープンした餃子屋「東風餃子」さん。中目黒の駅前で17時ー21時(月・木曜日は定休)の限定店舗です。何年もながいことあたためてきた構想を実現した店主の刀根 幸二さん。その行動力がお店をリアルにしたと思います。こだわりの手作り餃子が中目黒で待っています。


ここが入口です

通りからも目立ちます

時限出現の店舗の為、切り替え容易な取り外せるロールスクリーン

 餃子の味わい、わたし自身の感想を書きます。「THE 日本の焼き餃子」と題した「東風餃子(1人前:5個280円)」は、表面カリっと裏面ヒラっとした絶妙の焼き加減が店主のこだわりです。「『揚げ餃子』くらいまでカリカリ感があるのはちょっと(自身の好みと)違うんです」と以前から話をされていました。今日も絶好調で寸分違わずの焼き上がりです。

 食べて印象的なのは「かつお」と「筍」です。かつおの香りと味は最初にくちの中で広がります。加えて「筍」です。どれを食べても必ず漏れずに包まれているしっかりとした食感の「筍」。1個目も2個目も3個目も「ちゃんと入っているね」と目を合わせて言いたくなります。揚げ過ぎに寄らず、野菜でヘルシーというのは5個目、6個目、続けて10個目へと食べていくことで体感できます。普段は「試食的な食べ方」も多くなりがちな私ですが、今回食べ続けることでよくよく本質が理解できたと思います。25個の円盤餃子を女性2名で余裕で食べきりました。というか、更に5個を追加で食べました。「もっと(油が多く)カリッとている」「もっと肉ニクっぽい」としたら、食べ飽きていたか又は食後に別の実感があっただろうと思います。

 「餃子」という料理は以前よりリスペクトのある私です。お付き合いの長い方々には語ったことがあるかもしれません。非常に庶民的な料理のひとつの「餃子」。「餃子」とうたうだけで、飲食店であれば立ち寄りやすさを訴求し、誰と行こうかとか悩まず、ひとりでもふたりでも逆にもっと大勢でも思い立った時に値段も気にせずに寄れます。身近に感じられる料理であることは「餃子そのものの魅力」で、またひとつずつ「包む」という行為を経由しているにもかかわらず(工数がかかるにもかかわらず)、安い。どこまで献身的なお料理なのだろうと思います。今回の「東風餃子」は丁寧で新鮮で手作り感も伝わってきます。安心安全でそしてもちろんリーズナブル。店主にも会えます。いくつもオススメできる理由が挙げられます。

 刀根さんとの出会いに少し触れます。初めてお会いしたのは今年の2月下旬、ご自宅で餃子をふるまっていただきました。長年趣味で作られてきたという餃子をデビューさせたいという想いを、その時に明るく強く伺うことができました。奥さまも「不安半分、でも期待半分以上」という風に、私には感じられました。刀根さんと餃子を食べ、お時間をご一緒させていただいた日は笑顔で「今日はありがとうございます」「勉強になりました」というような丁寧な言葉を私のような若少モノにもいつも変わらず言ってくださいます。

 焦らずは大事だと思う一方で「こうしたい」を公言し続けることが、とても大事かもしれないと今回私は感じています。若い頃はできていた「甘える」「聞いちゃう」「教えて」なんてことが、年齢を重なればできにくい場面は多くなっていきます。無駄なプライドや、余計な不安が増えるからだと思います。こうしたいを「言ってみる」、ぼやきでも「つぶやいてみる」ことは大事かもしれません。 自分にプレッシャーをかけるための公言もありますが、自然に真摯に話し続けていると(もちろん本人自身の気持ちや行動力は大事ですが)チャンスやタイミングも舞い込んでくるかもしれません。今回のような飲食店の出店だけではなく、人は今までの今の生活が「見えているから安心」で変化に対しては臆病になる傾向はあると思います。刀根さんをみていて少し羨ましくもあり、あたまが下がる自分です。焦ることはありません。自分のできること、したいことを進めていけばよいのです。パワーが欲しいとき、餃子を味わいに、そして焼いている刀根さんの後ろ姿からエネルギーをもらいに中目黒に寄りたいと思います。年内くらいまでのしばらくの間は「東方餃子」は中目黒に登場し続けます。

http://tongpoo-gyoza.com/   

(@中目黒SunnySide) 東京都目黒区上目黒1-4-2 惣秀ビル1F  TEL:03-3716-1451     ※現在ご予約はお受けしておりませんとのことです。

【17:00~21:00 L.O.20:30】月曜・木曜定休

あふれるオーラ… 焼き続けています

國井直子official

広げる×広がる 人と食と好きなコト

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