ゴーストレストラン(テレビ露出)と今後について

 12月20日(金)のテレビの放送を観ていただいた皆さま、ありがとうございました。

 11月下旬、ゴーストレストランの新しい仕組みを提供する会社さんと、知人を介しご縁がありました。私が初めてお会いした翌々日に、テレビ局から同会社さまへ取材依頼があったことで、この仕組みを利用した出店を考え始めていた私が、急でしたが「出店したい人」としてその取り組みをカメラで追っていただく流れとなりました。2019年12月20日(金)のスーパーJチャンネル(テレビ朝日)、夕方のニュース番組の中で紹介されました。今の時代、様々な飲食店出店の形があるという内容の一部です。「出店したい人」がどんな人で、どんな段取りで準備を進めるか、自宅にも料理の試作の様子を撮りにきました。また母校であり、講師を務めております服部栄養専門学校にもテレビ局の方が「授業風景を撮りたい」と来校しました。私にとっても急すぎる展開です。学校にご迷惑になるようなことも避けたく、どぎまぎしておりましたが、テレビ局からの直前の依頼にも快く学校側がご対応くださいました。学校の先生方、事務局の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。慣れないことで、私自身が凝り固まっていましたので、大変ありがたく身に沁みました。あらためて、ありがとうございました。

 取材を並行しながらの準備は、緊張や睡眠時間の確保等とは全く関係なく、どんどんと進みました。別件のミャンマー出張直前に一通りの撮りを終了、帰国の翌々日が放映日でした。今回の経験で、色々なことを感じ得ました。ここには書ききれない事も沢山あります。その一方で、出店予定に関しては、まとめてお伝えする必要があると思い、ここに書かせていただく次第です。

 最初に、既に長く携わっております既存のお仕事について、今後も最も重きを置いております。これは変わらずで、今迄通り尽力してまいります。

 次にお店を開くという事、かける資金の高い安いやスタイルにかかわらず、やはりこだわりたいところ、ゆずれないところは多々ございます。そこをクリアにするには、カメラが入っていた師走の一部期間では到底足りず、思慮があまい。私自身の判断不足もあったと思います。結果的にテレビを観て「すぐに食べたい」「すぐに提供があると思っていた」という皆さまに、申し訳ありませんでした。出店について、現時点で白紙です。

 「どこで作るか」「どこで提供するか」は当然、最大の課題の1つです。今日時点で、場所の候補のひとつに「実家」を考えております。放送後にお会いした方とのブレストも、この結論の一因です。元々自身でもその方向を考え始めておりましたが、背中をおされた格好です。家族には未だこの意向を伝えておりません。今後話してみます。説得の第一歩が始まる予定です。家族にとっても「良いこと」であればと願っての取り組みです。実家が「ただ寝食する」だけの場所ではなく、家族が何か生きがいを感じられるようなファクターをここに創れたらと思っています。極論、これをきっかけに「食」以外の形でも良いのかもしれません。放映の中にもありましたが、自宅からお借りする店舗まで材料を持って運ぶ、出向く、何時間かだけオーダーの電話を待って店内キッチンで過ごす、料理だけが宅配して運ばれる、片付けて持ち帰りるべきものを持って帰路にいたる。今の生活では(何日開店できるかも含め)不可能に近いと分かる部分がありました。更に利益をだすには「おさかなサンドです」だけでは全く足りません。「宅配だけの料理提供」よりも、対面で提供できる形はの方が積み重ねてきた経験をいかせます。

 家族への説得が進み、もし自宅で料理を提供するとなれば、改装も多少は必要だと思います。まだ時間が掛かります。ここで暮らす人が(私自身も含め)、いきいきと過ごせるように、体力や気力のバランスを第一に考えて進めます。父が亡くなったばかりです。ここで母ともめ過ぎたら、何にもなりません。段取りを踏んで、無理なくまいります。

ご報告をかねて書かせていただきました。いつもありがとうございます。

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